
英語のリスニング力、ただ沢山の英語の音源を聴けば伸びるというものではありません。
聴き取れない単語 = 自分で発音が出来ない、読み方がわからない単語
…なのです。
日本語においても同様ですが、読み方がわからない単語をいくら聴き取っても、意味を把握することはできません。
自らの発音を鍛えることは、リスニング力向上への近道なのです。
[リスニング力向上のための条件]
1. リピーティングで発音し、英文の情報処理を素早く行えるようにする。
2. 1.を最低2ヶ月間は、継続する。
[リピーティングの方法]
用意するもの→教科書など現在自分が取り組んでいるテキスト教材 (音源もあると良い)
①テキストにある英文を1文だけ、テキストを見ながら音読する。
②そして即座に目を離して「今音読したばかり」の英文を音読してみる。
③うまくできなかった場合は、なぜできなかったかを冷静に分析する。(語彙力不足、発音の基礎が不十分など)
④英文が長すぎると感じたら、フレーズの切れ目に/(スラッシュ)を入れて、フレーズ単位で行う。その後、徐々に長い単位で行い、最後は1文まるごとで行う。
⑤この訓練は、最低でも2ヶ月継続的に行う。その後も日常的に行うことで英語力の感性の構築に役立つ。
※①の前に、見本となる音源を聴くと正しい発音も身に付きやすいです。
リスニングの音源については、わざわざ教材を買わなくとも、NetflixやYoutubeで英語字幕付きの番組や映画を見ることでも手に入ります。
只今ケンケンパ個別指導塾では、私、万里子が主催する「リスニング講座」を開講中です。
・講座1回目(基礎編)→リスニング音源を聴くことに集中し、問題演習
・講座2回目(基礎編)→聞き取りができない英文の発音チェック、発音練習をしながら問題演習
以上を行い、受講生は正答率を上げています。
継続あってこそのリスニング力向上です。
受講生した皆さんはまだまだここからリピーティングで実力を上げていって頂きたいです。
2022年度公立高校入試(現中学3年生が該当)において、リスニングの配点は全体の30〜35%程度を占めます。
また今まで全ての問題で2回読まれていた音源が、1回だけ読まれるものも含まれるようになり、さらに難易度が上がる予想です。
リスニング講座はあと2回(応用編)あります。
講座を受ける方もそうでない方も、今一度、発音の基礎に目を向け、根本から英語力を上達させていきましょう。
万里子
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